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出張メシ#6

魔法使えます!!

どうも、無敵の営業マンもーりーです。

感動する時がある。大袈裟に言えば心を揺さぶられる時がある。例えばスポーツの試合を観戦した時、何かしらの物語に触れた時、音楽を聴いた時、映画を観た時、等々。食事でもそう。51年(今年の8月で52歳)生きてきて、衝撃的な美味しさに心を揺さぶられたことが何度かある。

その1・・ハンバーガーとシェイク

子どもの頃、福山市の隣町に住んでいた。遊ぶエリア(行動範囲)は小学生⇒中学生⇒高校生とだんだん拡がっていく。福山駅周辺に普通に出掛けるようになったのは高校生になってからだ。電車で40分くらいかかる。府中市にある高校に入学し、1年生の時にバンドを組んだ。普段は府中の山奥のドラム(バンドのリーダー)ん家で練習するんだけど、初ライブが近くなり、ちゃんとしたスタジオでリハーサルしようという事になり、福山駅前の貸しスタジオへ。ちょっと腹減ったなーとメンバーと入ったお店が「ドムドムバーガー」。もーりー16歳、人生初のハンバーガー。「・・・・うまーーーーーーい!!」

もう衝撃。さらに衝撃的だったのがシェイク。「こんな美味いもん街のヤツらは食べとるんか」

それから3年間、スタジオリハとライブ当日はドムドムバーガーに通い続けましたとさ。

その2・・ドリア

高校2年の時、友達が「今度の日曜日、○○ちゃんと福山に遊びに行くんだけど、相手2人みたいだから、もーりー付き合ってよ」ってことで、たまたまバンドの練習もないし、たいしてすることもないしで「OK、イイよ」と。日曜日、朝から福山駅周辺で買い物したりボウリングしたりで、時間はランチタイムに。「ドリア食べようよ」「ドリアって何?」「もーりー知らないの?ドリア」「知らない・・」で、4人で小洒落たお店へ。同じものを注文。運ばれてきた料理を見て力が抜けた。「何だ、グラタンじゃねーか、グラタンぐらい知っとるわ!!」ってひと口。「コメ入っとるし、うまーーーーーーい!!こんな美味いもん街のヤツらは食べとるんか」

17歳の衝撃。

ってな感じ。当時はネットなんてものは無いから、何かを知りたくてもサクサクッて訳にはいかない。本を読むか、体当たりするかだった。良くも悪くもね。考えてみれば大人になってから食べ物で感動することなくなったなーと思う。もちろん美味しいなと思うことはある。けど感動までは到達していないような気がする。飽食の時代だからなのか、感じる力がスレてきたからなのか、食事が全てビールの肴的扱いになってるからなのか、わからないけど。

会社上空、春が来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

「出張メシ」 第6話

愛媛 来島海峡SAフードコート

四国は久しぶり。「しまなみ海道」で愛媛県松山市に出張だ。先日、営業中の信号待ちでエンストしたクリスティーナ(営業車)がちょっと心配。しまなみ海道は片側1車線が多いからエンストしたら大変だ。アポは14時だけど少し早めに出発しよう。10時半まで社内で仕事して、アイス工場にアイスクリームのサンプルを取りに行って、11時前に出発。尾道大橋を過ぎた辺りで腹が減ってきた。愛媛といえば「鯛釜飯」でしょ。今日の昼飯は鯛釜飯に決定だ。1件美味い店を知っている。仕事中だから全然違う場所までわざわざ昼飯食いに行く訳にはいかないけど、あのお店ならちょこっと立ち寄れる範囲だ。「この橋を架ける技術ってスゴイよなー、高所恐怖症のボクには無理」などと考えながら四国に到着。ちょうど昼飯時。例のお店に・・・・ガ~~ン、店休日・・・・。

気を取り直せ、もーりー。こうなったら、14時のアポに向けてお客さんのところへ車を走らせながら見つけた釜飯屋に入ろう。そうだ、そうしよう。13時50分、目的地到着・・・・1件も釜飯食えそうな店がなかった・・・・トホホ。

商談が終わり、福山に向けて車を走らせること1時間、時計は15時50分。「腹減ったなー・・昼なんも食ってないもんなー・・鯛釜飯はもう諦めた・・何でもいいから腹に入れよう」ということで、しまなみ海道の四国側入口近くのサービスエリア「来島海峡」へ。

来島海峡SA!!

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスティーナをとめて店内へ。「結構キレイなSAだな、食いもの屋はと・・おっ、あったあったフードコート」「食券買うヤツね・・うどん?違うなぁ、そばも違う、ご飯が欲しい、定食かぁ・・んっ!!イイじゃないかコレ、これで決まりだ「宇和島風鯛めし」だ」。

番号呼ばれて取りに行った。やっぱり美味そうなヤツだ。

ジャーン!!宇和島風鯛めし!!

 

 

 

 

 

 

 

 

これは人生初だ、知らんかった。トレーにそっと「宇和島風鯛めしの召し上がり方」。そうそうコレがないと迷子になってしまう。なんせ初だから。なになに・・

①出汁と生卵をかきまぜる。

隊長!了解しました。卵かけごはんと一緒で、ボクは軽くかきまぜた卵が好き。全力ではかきまぜない。3,4,5っと。

②鯛の身と薬味を出汁に全部入れる

隊長!了解しました。美味しくな~れ、美味しくな~れっと。

美味しくな~れとかきまぜるんだ。

美味しくな~れと入れるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

③あったかごはんを茶碗に盛る

隊長!了解しました。まずは半分いっとこう。

④ごはんの上に、半分具をのせ、出汁をお好みの量かける

隊長!了解しました。出汁も半分くらいいっとこう。美味しくな~れ、美味しくな~れっと。

美味しくな~れと盛るんだ。

 

美味しくな~れとかけるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長!準備完了しました。さっそく行かせて頂きます。ワシワシワシ、かきこむ・・

「うまい、うまい、うまい、うまーーーーーーい!!何じゃこれマジでうまい」

⑤最後は余ったごはんと出汁でもう1杯

いきまっせ、全部いきまっせ、ドバッと、ワシワシいきまっせ。やばい、これマジ美味い。感動した。子どもの頃のように心が揺さぶられた。出会いに感謝。なーんだ、食べ物で感動できる心は失くしちゃいないみたい。5分で完食、「ごちそうさまでした」。

福山に帰ろう。

では、また。

 

 

 

 

 

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